本読むうさぎ

生きるために、考える

エッセイ

心を奮い立たせる詩  『落ちこぼれ』

同じネタで書いていて芸がないなと自分でも思うけど、いいものはいいのだから今日も書きます。 ランキング参加中読書 大好きな茨木のり子の『落ちこぼれ』という詩。 落ちこぼれ 和菓子の名につけたいようなやさしさ 落ちこぼれ いまは自嘲や出来そこないの…

人類の苦渋

今週のお題「あまい」 ランキング参加中短文エッセイ 幼い頃から甘いお菓子が大好きだ。 1週間のうち6日はチョコレートをつまみにココアを飲んでいたくらいだ。 代謝がいいからか、体型に出なかったのをいいことに家じゅうにあるチョコだのクッキーだのポ…

勝負を決めるのは準備!

何かをするのにエネルギーっていりますね。 「勝負を決めるのは準備」と本田圭佑氏も言っているように、何事も取りかかる前に何をするかが大事です。 準備の大切さでいえば、お鍋がまさしくいい例でしょう。 野菜を洗って、豆腐を切って、スープの素を棚から…

勝負を決めるのは準備!

何かをするのにエネルギーっていりますね。 「勝負を決めるのは準備」と本田圭佑氏も言っているように、何事も取りかかる前に何をするかが大事です。 準備の大切さでいえば、お鍋がまさしくいい例でしょう。 野菜を洗って、豆腐を切って、スープの素を棚から…

うさぎの本棚 『日本人はなぜ「さようなら」と別れるのか』竹内整一

ランキング参加中読書 うさぎが初めておもしろいと思った新書です。 日本をバックボーンに持つ人がなぜ「さようなら」と別れるのか、他の言語での「別れ」の挨拶と比較したり、文学作品等でどのように「さようなら」が登場してきたのかを取り上げたりしなが…

彷徨う子鹿

森に彷徨う子鹿 どこから来たのか どこから出られるかもわからず 遠く轟く雷鳴に怯え 茂みに潜む罠を恐れ かわいそうに震えている 時折、梢の先に覗く空の青さ星の輝きに 心慰めては さらに奥へと踏み入る 身を打つ雨に耐え 一人の心細さを凌ぎ そうしてまで…

陽炎

皆、恐ろしくはないのだろうか。 なぜ今日を生きているのか。 何のために今日を生きているのか。 皆、何食わぬ顔で歩いている。 その中の一人を捕まえて なぜお前は今日を生きているのだ 何のために今日を生きているのだ、と聞いたとしたら。 何と答えるだろ…

うさぎの本棚 『痴人の愛』谷崎潤一郎

きまじめなサラリーマンの河合譲治は、カフェでみそめて育てあげた美少女ナオミを妻にした。河合が独占していたナオミの周辺に、いつしか不良学生たちが群がる。成熟するにつれて妖艶さを増すナオミの肉体に河合は悩まされ、ついには愛欲地獄の底へと落ちて…

あの日から12年、どう映るのだろうか

ランキング参加中短文エッセイ その時は放課後で、教室で友人と話していた。 空は雲一つなく晴れ渡り、暮れ始めた夕日が目に眩しかった。 家に帰ってニュースをつけると、画面の向こうでニュースキャスターの悲鳴のような声と、ぬらぬらと動く何かの映像が飛…

ランニングの醍醐味

ランニングしていると自然と周りに目がいきます。 ちょっとした植え込みとか茂みが色づいているのを見つけるのが楽しいです。 ランニングを通じて自然と出会う。 これもまた醍醐味の1つなのではないでしょうか。 ランキング参加中短文エッセイ

春こそランニング!

ランキング参加中短文エッセイ 暖かいといろんなものがはかどりますね。 街にもランニングに勤しむ姿を多く見かけるようになりました。 先日東京マラソンが4年ぶりの開催ということで注目を集めました。 いつか出たいいつか出たいと思いながらもずっと機会…

うさぎの本棚 『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』木下龍也・岡野大嗣

ランキング参加中読書 うさぎの短歌との出会いといえばこの一冊でした。 短歌って学校の授業くらいでしか関わったことがなく、「なんか難しい」イメージがありました。 『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』はわかりやすい言葉で書かれて…

自分の時間に目を向ける

テレビの電源コードを抜いてから1週間経ちますが、生活に何ら影響ありません。 むしろ、誰がどこで何をしたとか、どこどこでは何々が大人気だとか、そういったがちゃがちゃした情報が遮断されるので心に余裕ができます。 ニュースは暗い情報ばかりです。見…

独自ドメインが設定できない!!

PROに移行したのに独自ドメインが設定できないのなんで~~! どこかで間違えているのか……わからなさすぎる…… 誰か、た、たすけて~~!

オムライス奮闘日記

お昼にオムライスを作りました。 料理はまさに時間との勝負。いかに効率よく作業を進めていくかがポイント。 バターを使えばたいがいのものはおいしくなる。 バターイズヤミー。おいしいは正義。 盛りつけがド下手でおいしそうに見えない…… 味は悪くないので…

『草の花』から死との向き合い方を考える

ランキング参加中読書 『草の花』福永武彦 物語の内容に触れます。 作品説明 研ぎ澄まされた理知ゆえに、青春の途上でめぐりあった藤木忍との純粋な愛に破れ、藤木の妹千枝子との恋にも挫折した汐見茂思。彼は、そのはかなく崩れ易い青春の墓標を、二冊のノ…

部屋の片付け侍

いい天気なので毛布を干し、部屋を片付けました。 物があるというのはそれだけでコストがかかる。ミニマリストではないほどにしろできるだけ物を減らしたいものです。 ペンとかダブルクリップ、ポケットティッシュがいろんなところから出てきてびっくり。 そ…

自分に軸を置く 受信力

ランキング参加中読書 いつでも、どこでも、何をしていても、ありとあらゆる情報を手に入れられる今の時代。 一般の方でも発信が爆発的に拡散され、インフルエンサーと呼ばれる影響力を持つ人も少なくありません。誰もが手軽に情報を発信、入手しやすくなり…

濡れた犬の夢を見る

ランキング参加中短文エッセイ 夢を見た。 川沿いの植物園に一人で出かけている。 入口の脇から川に降りる通路がつづら折りに伸びており、そこを下ると右から左に向かって流れる渓流が見えてくる。 川辺は水気をたっぷり含み、石や植物の表面がしっとりと光…

空気は読んでも飲まれるな

人と接するときに「この人が望んでいる反応」をしなきゃいけないととらわれていた。今もとらわれている。 ランキング参加中短文エッセイ 私がとらわれていた「しなきゃ」 by LIFULL STORIES 幼い頃から、ふとした発言で相手の機嫌を損ねたり、傷つけたりして…

揚げサンドとシュークリームの話

ランキング参加中短文エッセイ 近所の気になっていたパンす屋に行きました。 1人でこっそり楽しもうと、名物の揚げサンドとシュークリームを1個ずつ買いました。 揚げサンドはサクサクした食感にたっぷり詰まった具がおいしく、三口で食べてしまいました。 …

今日は今日でいいのだ

ランキング参加中短文エッセイ どうしようもなく自分のことをだめだと思うときがある。 あらゆる生き物の中で最も位が低い。 ヒエラルキーピラミッドの最下層。 ミジンコ以下の価値。 どうしてこんなに落ちこぼれてしまうんだろうと考えてみると、周りと自分…

季節がまた移ろうとしています

ランキング参加中短文エッセイ 景色に桜を見るようになりました。 公園を駆けまわる子どものように春が近づいています。 2月の肌寒くも陽ざしが暖かい気候が好きです。 辺りに注意を向けると、山には桜や梅、垣根に椿、曲がり角に水仙を見つけました。 季節…

ショッピングサイトで一番高いものってなんだ?

暇なときにはショッピングサイトを見て、買いもしないものを眺めています。 最近はダイニングチェアを見るのにハマっていて、こんなの家にあったらテンション上がるだろうな~。家に置くならどこに置くか、チェアに合わせてテーブルやインテリアもどんなのに…

ハンカチが、大人の証なのかもしれない

公衆トイレで手を洗いながら、ハンカチを持ち歩くようになったのはいつからだろうと 考えた。 小学校。生活係だか保健係だかの女の子がハンカチを持ってこようと呼びかけていたような気がする。意欲喚起の手書きポスターが張られていたようにも思う。 毎年、…

人間らしい心を取り戻すために

毎日同じような、単調な日々を繰り返していると頭がぼんやりとかすみがかってきます。 浅い考えしかできない感じ。何を見ても触れても心がマヒしてぼんやりとする感じ。 このままじゃ人間らしい心を失ってしまうと、何か方法はないかと探していると詩歌療法…

書くことで救われる

何か書こう何か書こうと躍起になるとかえって何も書けない。 書くために書こうとしても思いがこもっていないから筆が進まないし、書けたとしても空っぽの文章になってしまう。 書くためには、どうしてもそれを書きたいという強い思いが必要なのだろう。 書か…

脳には手書きでしょ

筆記具を持って書く、ということがめっきり少なくなりました。 端末だと予測変換で欲しい言葉がぽんぽん表示されるのでつっかかることなく入力することができます。 手書きが少なったことで、「つっかかる感覚」がなくなったように思うのです。 手で書いてい…

高校生を見て昔の自分を思う

昼頃にいつものカフェに行ってみると、制服姿がちらほら。 うさぎが通っていた高校の生徒のようです。テスト期間なのでしょうか、黙々と参考書とにらめっこする後輩を見ていると学生の頃の記憶が蘇ってきました。 高校を卒業してから10年。当時のうさぎは…

写真や動画に残せないものを大切に

陽の光が海面に反射してきらきらと光る。 真珠の泡のように次々と生まれ、弾ける。 時間が経つのも、自分の状況も頭から消え去っている。眺めている自分がいるという認識まで消えたときが、「自然と一体」だと言えるのではないか。 この感動を、心の揺らめき…