本読むうさぎ

生きるために、考える

時間の使い方と傲慢さ

携帯電話の設定から一日の使用時間を見てみた。平均5時間。

いつの間にそんなに使っていたのか。その時間を別のことに使えばどれほど充実した時間を過ごせただろうに。

人は何とも傲慢なものだ。時間を生み出そうと仕事を効率化したり、高性能な電化製品を買いあさったりして、さて時間ができるとどう使えばいいかわからない。時間を手に入れようと必死になったのに、いざ時間を入れてみるとどうすればいいかわからず、どうでもいいことに費やす。時間を手に入れて暇を潰すなんておもしろくない冗談だ。

傲慢なうさぎは本を懐に忍ばせる。目に留まるたびに自分の傲慢さを思い出す。時間は有限、できることも有限。限られた時間限られた選択肢の中で、何を選べば自分を満足させられるか。そう自分を戒めている。

 

a.r10.to