本読むうさぎ

生きるために、考える

ホテルの部屋が寒かったのが原因かもしれない

ホテルの部屋が寒かったのが原因かもしれない。

元日、遠方の親戚宅に集まった帰り。朝早くから運転し通しだったのでしっかり体を休めてから帰ろうという話になった。

いつもは素通りする街をぶらつき、居酒屋で少し飲んで、ああ、いい正月だねなんて話しながら部屋に着いた。

そのとき、肌寒い気がしたが、夜だしこんなものだろうと思って気にかけなかった。

 

次の日。買い物をしてから帰ることになり、初売りに賑わうショッピングモールを回った。歩いているうちに体調が悪くなってきた。目を開けていられない。頭が重い。

休んでも一向に良くなる気配がないので運転してもらってそそくさと帰った。

その日は泥のように眠って後の記憶はない。

 

次の日。市の急病診療所でコロナの診断を受けた。自宅に戻ったら泥のように眠って後の記憶はない。

 

次の日。薬を飲んだら頭の重さと関節の痛みが和らいだ。少し体を動かせるようになったので洗濯をした。食欲は湧かないが用意してくれたものを詰め込んだ。鼻をかんだら血が滲んでいた。

 

次の日。体調はだいぶ良くなった。肌が敏感になっているのか、服が擦れるのが気になる。食欲は通常に戻った。久しぶりに鏡を覗いたらぼさぼさの人相の悪いひげ面が映ってびっくりした。

 

うさぎの正月は熱にうなされているうちに過ぎていった。今年も波乱の一年になりそうだ。あけましておめでとうございます。