本読むうさぎ

生きるために、考える

働きやすい学校を目指してほしい

教員の労働環境に関するニュースをよく見るようになりました。

過労死ラインを超える残業、4%の調整額の支給によって支払われない残業代、ビルド&ビルドで膨れ上がっていく業務内容…。これまで見えているようで見えていなかった学校の「異常さ」が取り沙汰されています。

 

2021年にはTwitter(現X)で教師のバトン活動が指導。教員の魅力発信を意図した取り組みでしたが、寄せられたのは過酷な労働環境に苦しむ教員たちの姿でした。

 

教員が本来の業務に集中できるよう、部活動の地域移行が進められていますが、課題は山積みです。

記事で紹介されている教員の方は朝7時から夜8時までほとんど休むことなく働いています。経験したことのない競技を受け持ち、部活動が終わってから本来の業務をこなす日々。

news.yahoo.co.jp

 

深刻な教員不足の対策に5億円の補正予算を盛り込むことがわかりました。教職に興味がある人や教員免許を持っていても教職に就いていない人を対象に、全国で行われる教員の魅力を発信するイベントなどに使われるということですが、SNSでは批判の声が続出しました。

労働環境が改善されていないのに魅力を発信したところで志願者は増えません。本当に必要なのは「魅力の発信」ではなく「魅力ある職場」の整備だと思います。

news.yahoo.co.jp

 

子どもの成長に直接かかわる学校だからこそ、ゆとりを持って働ける環境になってほしいです。

すべての人に関心を持ってもらいたいです。