わたしは「なぜ?どうして?」と「ふしぎだな」を確保・持続しておきたいものだと工夫してきた――気がする。
そのひとつが、じぶん用の「オマジナイ」をつくること。もうひとつが(オマジナイに似ているけど)ウタをつくること――だった気がする。(あとがきより)
自分を励ましたり、支えたりする「オマジナイ」を持つ。
口ずさむ歌や座右の銘のように、自分のためだけの言葉を持つ。
誰もが、自分のための子守歌を持っている。
私たちは、自分のための子守歌たちを両手に抱いて生きているのではないでしょうか。
大人の私から、子どもの私に語りかけるように、やさしく声に出して読んでみてください。