本読むうさぎ

生きるために、考える

季節

さびれた道を行くと

誰も通らないような人気のない道やさびれた通りを歩くのが好きだ。 公園を散歩していたら、片隅に忘れ去られたようにひっそりと道が隠れているのを見つけた。 小さい公園とはいえ、隠し通路を見つけると進んでしまいたくなるのが男心。さっそく進んでいく。 …

罪なやつ

財布が見当たらない。昨日までは確かに見た。 免許証も保険証も財布に入れてるから今日一日動けなかった。 「つもり」ほど罪なやつはいないだろう。 「置いておいたつもり」「買っておいたつもり」「準備していたつもり」 単にしていない、忘れていたで済む…

健全な精神は、

はなかぜと打ったら花風が出ました。なんと美しい。でも鼻風邪の話です。申し訳ない。 朝夕の冷え込みが厳しくなって鼻水が止まらない。朝からティッシュが手放せない。 ティッシュは友だち。鼻を優しく包んでくれるいいやつ。さらさらの鼻水を拭きとってく…

生き急ぐ人たちへ

近所の山の展望台に白い花が咲いていたので、何の花だろうと顔を近づけると、桜の花でした。 まだ10月!町はハロウィンに向けてカボチャのおばけがあちこちに出没しているのに、山では桜が照れるようにひっそりと咲いている。なんというか、自然っておおらか…

金木犀よ

道を歩いていると ふと金木犀が香った どこに咲いているのかと 辺りを見回してみたが 花影を見つけることはできず 気づくと香りもなくなっていた しばらくそこで待ったが 二度と香ることはなかった 姿を見せず 気まぐれに香る花よ 伝えたいことがあったのか …

秋来ぬと

【秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる】藤原敏行 秋が来たとはっきりとは目に見えないが、風の音に秋の気配を感じて驚いてしまう。 10月に入り、朝夜がめっきり冷えたかと思えば30度を超える真夏日があったりと、落ち着かない日が続…

ちいさい秋みつけた?

週の半分を終えましたね。今日もおつかれさまでした。 秋になり、1日のスピードが速くなったように感じます。 蝉の声が遠くなった。 松虫の声が響くようになった。 空が透き通った。 日が暮れるのが早くなった。 いたるところに秋の訪れを感じます。 秋の曲…

秋の朝

「秋深き 隣は何を する人ぞ」 松尾芭蕉の句です。 秋の涼しさを感じる朝、まだ町が起きないうちに起きると特別な感じがします。 今日はどんな1日になるでしょう。 どんな1日にしていきましょう。

秋について

風にふと顔を上げた。カーテンを揺らして秋が入ってきた。 暑い暑いと言っていたのがうそのように、空気にしんとした張りがでてきた。 「どの季節が一番好きか」という質問は、誰もが一度は受けたことがあるだろう。断然秋を推す。忙しく生き急いだ後の、よ…