2022-10-20 金木犀よ 詩 季節 道を歩いていると ふと金木犀が香った どこに咲いているのかと 辺りを見回してみたが 花影を見つけることはできず 気づくと香りもなくなっていた しばらくそこで待ったが 二度と香ることはなかった 姿を見せず 気まぐれに香る花よ 伝えたいことがあったのか 私が受け止めてられなかったから 小さくため息をついて また別の誰かに 伝えようとしているのか