本読むうさぎ

人間と名乗るにはまだ未熟なものです。読むことと書くことの波間で遊ぶ一羽のうさぎ

偏見を超える:生きる中での課題と克服方法

生きるというは偏るということ。

わざわざ好きなものを遠ざけ、嫌いなものを近くに置く人はいない。

居心地の良いヒトやモノに囲まれるのだから、当然、価値観や考え方もそれらに影響される。

 

生きるうえで偏ることはどうしても避けられないし、偏ること自体は悪いことではない。

偏ることで、自分に合わないものを攻撃したり、排除したりと行動に表れてしまうことが問題だ(そして攻撃したり、排除したりしている自覚がない)。

すさまじく偏っている人を見かけることがあるが、誰だってそうなる可能性を秘めている。

 

大事なのは、「自分は偏っているのではないか」と問いかけることだと思う。

「〇〇は△△だと考えているけれど、本当にそうなのだろうか」と自分に問いかける。

何度も何度も、問いかける。

この作業を何度も繰り返すことで、偏っていることに気づくことができる。厳しく言えば、自分に問いかけないと、偏っていることに気づけない。

 

自分にとっては「普通」のことでも、他者にとっては「極端」に映ることものだ。

人は誰もが何かしら偏っている。偏っているからこそおもしろいし、味わいがある。

 

偏りがあることを楽しむ。

それができれば、少しは肩が軽くなるのではないだろうか。

 

a.r10.to