妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった。(BOOKデータベースより)
バス事故により小学生の娘の体に宿った妻。歳を重ねるごとに美しく成長していく妻と家族を守るために秘密を抱える夫の奇妙な生活が始まります。
すれ違いや衝突を繰り返しながら暮らしていく二人ですが、次第に直子にある変化が訪れて……
家族の幸福を優先し、自分の可能性を潰していく生き方は幸福と言えるでしょうか。家族や幸福の在り方を問いかける作品です。