仕事や人間関係で悩んだり、不安になったり、腹を立てたり、心がざわざわする日々に疲れていませんか。
そのようなときに禅の考え方や振る舞い方を取り入れることで、いたずらに心が騒ぐことがなくなります。
個人的にすてきだなと思った実践をご紹介します。
1.心がスッキリする「10分掃除」
月曜日は玄関、火曜日はキッチン、水曜日はリビング……といったように、毎日ひとつずつ順番に掃除していく。「10分」と短い時間で行うので、せまい範囲を丁寧に掃除していきます。埃を取ったり、きれいに並べたりするだけでも心の塵が払われ、スッキリします。
2.二者択一のときは「縁」と「新」
選びきれずにいつまでも悩んでしまうことは誰でもあるでしょう。そんなときに、「〇〇さんが紹介したもの」や「この間のお礼に」といった人との「縁」を重んじたり、これまで経験しなかったものにチャレンジしてみる「新」といった視点で考えてみると、可能性が広がるのではないでしょうか。
3.心を切り替える三つの結界
オンとオフを切り替える方法に結界を設けるというものがあります。例えば、職場の出口を第一の結界にする。出口を出るときにネクタイを緩める、といった行動を同時にとると切り替えやすくなります。第二の結界は最寄り駅の改札。そこを抜けたら腕時計を外してオフモードに近づける。第三の結界は自宅の玄関。靴を脱ぐと同時にオフモードに完全に切り替える。
「禅ってなんか座禅を組んだり大変そう」というイメージがありますが、禅は禅寺にだけあるものではありません。今日からできる実践もたくさんあるので、生活に変化をつけたいときにやってみるのもいいですね。