本読むうさぎ

生きるために、考える

うさぎの本棚 『月とコーヒー』 吉田篤弘

吉田篤弘『月とコーヒー』

 

「食」にまつわる24篇のお話。

 

「先が気になって眠れなくなるお話ではなく、あれ、もうおしまい?この先、この人たちはどうなるのだろうーーと思いをめぐらせているうちに、いつのまにか眠っているのが理想です」(あとがきより)

 

物語に包まれて眠るなんて、すてきな時間なんだろう。

個人的には賢くもおバカな猿たちの会話劇『バナナ会議』が気に入りました。