相手を非難したくなるときがある。
相手の間違いをあげつらい、声高に罵りたくなるときがある。
相手を言い負かしたそのときは気持ちがいいが、はたして、それでなにになるだろうか。
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい
はたして自分は相手を非難できるほど何かに秀でていたり、努力したりしているのか。いや、秀でていたり努力したりしている人ほど、非難しないのではないか。
自分を客観的に見ることを忘れたとき、人は他者を攻撃する。
自分という立場からしか考えられないとき、人は他者の立場を簡単に脅かす。
だからこそ、相手の立場に立つことが大切だ。
「自分だったらこう考えるが、あの人はどう考えているのだろう」
「自分にとってはそれほど重大ではないが、あの人にとっては重大なのだろう」
相手を非難したくなるときは、相手の立場に立てていないのかもしれない。
一歩立ち止まり、深く息を吸い、大きく吐いてみる。
それだけで見える世界が変わるかもしれない。