本読むうさぎ

生きるために、考える

駄文や乱文の先に道があると信じて

「この書き方好きだな~」と思う文章と出会ったらマネしたくなるもの。

プロ野球選手のスイングを見よう見まねに練習する球児の気持ちでマネしている。

 

「学ぶ」は「真似る」からきているというが、人間とは不思議なもので、マネするうちに少しずつ型を覚え、やがて自分なりの型へと発展させていく。型にはまるというと四角四面で堅苦しい印象を受けるが、型がなかったら四散五裂となってバラバラになってしまう。

土地を均して土台を固めた家と柱だけ突っ立てた家とでは、どちらの耐久性が高いかは比べるまでもない。

 

小説からマネすることもあれば、ブログからマネすることもある。特にエッセイは作者の人間味がぎゅっと詰まっていて、耳元で話を聞いているような感覚になる。マネしがいがあるものだ。

気持ちではマネしていても、自分の文章を読むとあまりの下手さにめまいがする。原稿用紙に書いていたらぐしゃぐしゃに丸めてダストボックスへ叩き込んでいた。

改めて文章がうまい人のすごさに感動する。

 

いつかは自分の型で文章が書けたらと思う。

駄文や乱文の先に道があると信じて、今日も言葉を積み重ねる。

 

 

a.r10.to

 

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