本読むうさぎ

生きるために、考える

ブログとは素材で勝負すること

ブログを書くようになってから、常にネタを探すようになった。

 

おもしろいと感じた日常のひとコマや、いいなと思った一節と出会うと写真やメモに残すようにしている。

そんな生活を送っていると偶に「これはウケる!」とビビッとくる瞬間がある。

構成を練って、オチを考えて、出だしを工夫して……としていると記事を一本書くのに数日かかることもある。

翌日になってさあ、やるぞと下書きを開いたら何かおもしろくない。ここの言葉を変えてみたらどうだろう、このエピソードを入れたらどうだろうとこねくり回すうちにどんどんおもしろさが失われ、結局何がなんだかわからない文章ができあがる。そんなことが度々ある。大体そうだ。ほとんどそうだ。そうじゃないことの方が珍しい。

 

「おもしろさ」というのは「おもしろさ」を狙った途端に陳腐に成り下がってしまう。なんたらソースをかけたりほにゃららを添えたりした料理よりも、採れたてほやほやの方がおいしいようなものだ。

 

味付けでおいしくできるのはプロの領域であり、素人の味付けがかえって素材のよさをころしてしまう。

 

味付けに頼らず、素材で勝負する。

 

そんなことをできるのがかっこいいブログじゃないかと思いながら味付けしている。