本読むうさぎ

生きるために、考える

うまくいかないときこそ

調子が悪いときって誰にでもありますよね。具合が悪いわけでもないのに、ふとしたことでミスをしたり、迷惑をかけたりなど、何をやってもうまくいかないときがある。ここ最近ずっとそんな感じ。

 

うまくいかないとき、気づいたら周りのせいにしてしまいます。「仕事が楽しくないのは会社が悪い」とか「人間関係が面倒なのはあの人が引っかきまわすから」とか。そうすると楽なんですよね。自分は悪くない。自分は変わる必要がない。周りが自分に合わせて変わるべきだ。そんな自己中心的な考えが巣くっているんです。

 

『「運気の代謝」があがる!日常作法のコツ』(松尾法道、2018年)で心の整え方について次のように書いてあります。

  負は引っ張る力が強いから、不調に自分が落ちかけてるなと感じたら、けっして低いほ  うを向かないように。たとえば、不運を人のせいにして怒ったり恨んだりすれば、一気  に最悪の流れになってしまうので、気をつけましょう。

調子がよくないときは無理に上を向くのではなく、低いほうを向かないようにする。周りのせいにしたり、感情的になったりしてはさらによくない方向に転がってしまう。「今は気が足りていない時期」だと割り切って、目の前のことを淡々とこなす。そうしているうちに徐々にエネルギーが溜まってきます。調子が悪いなと感じたら、いつも以上に、目の前のことにじっくり取り組むといいです。

 

 




うまくいかないときは大抵部屋が汚い。洗濯物がごちゃっとしていたり、リモコンにほこりがつもっていたり……目に見えるもの、普段過ごす場所の影響は計り知れないです。意識していなくても、目の片隅に常に雑然としたものがあると気持ちが落ち着きません。特に気をつけたいのがお風呂とトイレ。最後に掃除をしたのはいつだろうなあ。ぱっと見たらそんなに汚れていないように見えて、近づいてみるとまあ汚い!よくこんな場所で肌を出せるものだ!

 

部屋の乱れは心の乱れ。心の乱れは行為の乱れ。行為の乱れは生活の乱れ。

 

がっつり掃除する元気もないよ……という人は床に落ちている髪の毛を1本拾ってみましょう。髪の毛1本分部屋がきれいになり、達成感を味わえます。

また、学校や会社で掃除をするときにいつもよりちょこっとだけ丁寧にやってみる。丁寧に掃除をして怒られることはありません。感謝されるし、達成感もあるし、いいこと尽くし。

特別なことはしなくていいのです。普段していることを、意識して行いましょう。



そうはいっても疲れはたまり、心は乱れ、生活が苦しくなる。そんなときは言葉にする。私がここに書いているのも、うまくいかないことへのもやもやを少しでも吐き出すため。

人のためというより自分のため。あわよくば、誰かの目に留まってくれたらいいな。それくらいの温度感で書いています。

 

うまくいかないときこそ当たり前のことを丁寧にする。心に留めておきたいものです。