本読むうさぎ

生きるために、考える

集中するには制約をかけるとよい

最寄りの図書館は駐車場が狭く、停められる台数に限りがある。コインパーキングみたいに精算機が設置されており、最初の1時間は無料、以降は料金が発生するしくみになっている。

自宅から図書館までは車を使わないと通えないので、必然この駐車場に停めることになる。わざわざ駐車料金を払うのもばからしいので、1時間以内で出るようにしている。

そうなると、タイムリミットを頭の片隅で意識するので、より集中して読むことができる。車から館内に入って通路を通り本を選んで席に着いて読み始める。途中で休憩したりトイレに行ったりするだろうから、実際に読める時間は実はそんなに長くない。

 

イムリミットがあることでわき目を振らずにじっくり読むことができる。家やカフェだとどうしてもくつろいでしまう。用もないのに携帯電話をいじって虚無の時間を過ごしてしまう。

イムリミットという制約があることで無駄な時間を過ごす暇がない。やるべきことにだけ意識を向けることができる。

制約は強制的にかかるものがいい。自分に「〇〇できなかったらおやつ抜き」という制約をかけたとしても、自分の意志で緩めることができるからだ。駐車場みたいに自分の意志でどうこうできないものを制約に選ぶといい。

 

すべてのことに制約をかけるといいというわけではないから注意が必要だ。「ここはがんばるぞ」と決めたものにだけ制約をかけた方がいいだろう。

仕事なり勉強なり趣味なり、集中するにはちょっとした制約をかけると捗ることがある。

広い砂漠に放り出されて「好きに遊べ」と言われても途方に暮れてしまう。枠で囲って砂場を作ってやることでのびのびと遊べるというものだ。