本読むうさぎ

人間と名乗るにはまだ未熟なものです。読むことと書くことの波間で遊ぶ一羽のうさぎ

いつもと違う手順を踏む

今週のお題「最近、初めて〇〇しました」

 

みなさんは自分のことをどれくらいわかっているだろうか。

 

箸はどちらの手で使う?

靴下はどちらの足から履く?

電話をかけるときどちらの耳に当てる?

お風呂に入ったらどこから洗う?

爪はどの指から切る?

 

普段気に留めないことでも、リズムがずれたらどうにも調子が狂う。

習慣というかルーティンというか、決まった手順を踏むことは心地よくなるようにできている。

逆を言えば、決まった手順を踏み外すのはストレスだ。

 

いつもとは違う手順を踏むことで、脳を活性化させるという話もあるらしい。

脳を元気にさせたいと思ったわけではないが、どうなるのかおもしろそうだからやってみた。

 

利き手と逆の手で箸を使う。

 ご飯をかきこむのはできた。つまむのは無理。

靴下をいつもと逆の足から履く。

 ちょっと変な感じがするが、新鮮でもある。

いつもと逆の耳で電話をする。

 これが一番気持ち悪かった。聞こえ方まで変わるようだった。

体の洗う順番を変える。

 特に違和感はない。

爪を切る順番を変える。

 指先がむずむずした。うまく切れていないようなヤキモキ感があった。

 

いつもと違う手順を踏む。

落ち着かないことが多かったが、いつも何気なくしている癖に気づけたのはおもしろい。