本読むうさぎ

生きるために、考える

世界一贅沢な時間

お店の前で行列をつくって待っている。その待ち時間が苦手だ。

そもそも行列に並びたくない。でも誰かと食事をすることになり、どうしてもそこで食べようとなるとき、仕方ないなら行列のお尻にくっつく。

あのなんとも言えない待ち時間はなんだろう。

本を読もうにも周りががやがやして集中できないし、インターネットをサーフィンしても5分もあれば終わる。7分もあれば待つ間にできることは全部できてしまう。

ただ待つだけの時間。世界一贅沢な時間じゃないか。今日も私の周りは平和だ。

 

ブログを始めてから待ち時間の過ごし方が少し変わった。どうせ暇だし下書きを進めておくかとせっせと下書きを重ねる。駄文の山が積み上がる。

他の人はどんな投稿しているのだろうとブログを漁る。ネットサーフィンと同じじゃないか。

ブログで10分は保つ。よし、これで17分は潰した。呼び出しはまだか?

 

まだみたいだ。

いよいよ手持ち無沙汰だ。

空を見上げる。雲一つない晴天。

10月終わりとは思えない日差しの強さ。風が気持ちいい。

ツーリングの一団がドンドコ走り抜ける。

ドンドコドンドコドッドッドッ。

こんな日に走ったら気持ちいいだろうな。

ドンドコドンドコドッドッドッ。

おや、青一色と思っていた空も場所によって色が微妙に違う。

塗りたくったような青もあれば水にぼかしたような青もある。いいこと見つけた。

 

ただ待つだけの時間。世界一贅沢な時間。

 

今日も駄文を積み上げてしまった。

お目汚し失礼。