本読むうさぎ

生きるために、考える

視力が落ちて人間の愚かさを知る

数少ない自分の誇りに思うところは視力の良さだ。

ありがたいことに小学生の頃から視力検査はずっとAだったし、遠くの文字が読めるだけですごいと言われたりした。

丈夫な目を持った子を産んでくれた親に感謝だ。

ところが最近、視力が落ちてきている。仕事で長時間パソコンを見たり、家でSNSをだらだら眺めたりしたせいだ。

自信の拠りどころが崩れていくのはなんとも悲しいものだ。

これ以上視力が落ちないよう必死に守っていかなければならない。

恋人と別れてから初めてその大切さに気づく、なんてドラマでよくある展開だが、なぜ失うまで大切さに気づけないのだろう。人間とはどこまでも愚かなものなのか、どこまでも愚かだから人間なのか。

 

画面と長時間向き合った後は空や山などの遠くの景色を眺めるようにしている。

効果が薄いとわかっていても頼ってしまうのも、人間の愚かさなのかもしれない。

 

a.r10.to