キャンプといえば焚き火。
サトシといえばピカチュウ、のび太といえばドラえもんくらい定番の組み合わせ。
焚き火の魅力は何と言っても「育てる」ことでしょう。風の流れを読み、薪の組み方を調整し、火がつかないときをじっと耐える。倦まず弛まず、まさに生き物を育てるかのように火に愛情を注ぐことが、焚き火の醍醐味です。
火が十分に育ったら、焼くなり眺めるなり、好きに楽しみましょう。
私が一番好きなのは火を見ながらコーヒーを啜る一時。火に目を向けているけど、そのずっと奥を見ている感覚。頭がぼんやりと霞む感覚。精神が肉体をすっと離れて、火の奥に溶けていく感覚。
みんなで囲む火も楽しいけど、一人で、じっくり向き合う火もいいものです。
なぜ人は火に魅せられるのでしょう。
よもやよもやと刀を振ったり、悪魔の実で火の使い手となったりなど火を使うキャラクターは枚挙にいとまがありません。
火には強さだけでなく、兄貴分のような頼もしさ、つまり包み込むような優しさというイメージがあるのかもしれません。
キャンプブームはまだまだ熱く、100均に焚き火台が並ぶようにもなりました。手軽に焚き火ができる日が来るなんて……
ルールやマナーを守って、心ゆくまで火を楽しんでもらえたらうれしいです。
今度の休みは、火に癒やされてみませんか。
おすすめの焚き火台を載せていますので、参考にされてみてください。