本読むうさぎ

生きるために、考える

こんなことしなければよかった!

「吾日に吾が身を三省す」のありがたい言葉があるように、今日の自分を振り返ることがある。振り返るというかプチ反省会。「なんであんなこと言ったんだろう」「こうしておけばよかった」と枕に顔を埋めてうめく時間。

 

何で自分はこんなに不器用なんだろう。気の利いたことは言えない。むしろ気を利かせたつもりが余計怒らせるだけ。会話に入っていけない。たまに振られてもうまい返しができるわけもない。家に帰って枕に叫ぶ。「あのときこうしておけば!」

 

文章を書くのは気楽だ。書いては消し、消しては書く。途中で行き詰って投げ出しても誰にも怒られない。気が向いたらまた書けばいい。抜き出た文才があるわけも、確かな技術があるわけでもない。読んでくれる人がいようがいまいが、つらつらと書くのが楽しい。

 

ふとしたときに読み返し、あまりの拙さ、幼さに失笑する。そんな感じでいい。

灯りを消した後にこう思うだろう。「こんなことしなければよかった!」