本読むうさぎ

生きるために、考える

うさぎの本棚 『読書をする子は〇〇がすごい』榎本博明

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テストの問題文が理解できない子どもたち。意思疎通がうまくできずに、増える暴力事件。ディスカッション型の学習をしても、発言する内容はお寒いばかり……。読書の効用は語彙力や読解力にとどまらない。子どもが豊かな人生を送るために、いま親としてできることとは何かを説く。(紹介より)

 

本を読む子どもに育ってほしいと願う保護者は多いと思いますが、なぜ本を読まないといけないのでしょうか。本を読むことのメリットや、読まないことのデメリットは何でしょう。

この「なぜ読書をしないといけないのか」という問いに自分なりの答えを持つことで子どもへの声かけや働きかけが大きく変わってきます。

 

日本の子どもの学力の二極化が進んでいます。この影響は単にテストの成績だけでなく、コミュニケーションの取り方や忍耐強さ、引いては人生にも大きく関わってきます。

 

本書は『伸びる子どもは〇〇がすごい』の続編ですので前著と併せて読むことでさらに「なぜ読書をしないといけないのか」への考えを深めることができます。

読書の子どもへの効果を具体的に説明しているところが個人的にとても興味深く、自分を振り返りながら読みました。

 

読書へのモチベーションが上がる素晴らしい一冊です。