本読むうさぎ

生きるために、考える

ケーキのイチゴをとっておくように

 

読書していると展開についていけなかったり場面が想像できなかったりするときがあります。つまらないと感じる瞬間です。

うさぎもむかしは少しでもつまらないと感じると「この作品はよくない」とか「この作者はへたくそだ」と決めつけていました。つまらないと感じるのは作品の出来、作者の技量の問題というように、自分の外側にベクトルが向いていました。

それが今では「今はまだ自分が理解できる段階にいないんだ」という考えに変わっています。つまらないと感じるのは自分の読解力や想像力が足りていないからだというように、自分自身にベクトルが向いています。

「今はまだ~できない」という考え方はなかなか気に入っていて、大事だなと思っています。

 

今の時点ではまだできないけど、いつかはできるようになっているかもしれない。

今はまだ味わえない楽しみを、将来は味わうことができる。

「できない」今を肯定しつつ、未来への展望を持つ、そんな大らかな姿勢を持つことができます。

 

つまらないと感じるとき、もしかしたら今のあなたには楽しむ準備がまだできていないだけかもしれません。

今はつまらないと感じても、いつかは楽しめるときがくるかもしれない。

ケーキのイチゴを最後にとっておくように、ゆっくり、楽しみに待ってみるのもいいですね。

「今はまだ~できない」という考え方、おすすめです。